食器棚のサイズを決める時に、意外となんとなく決めてしまうのが奥行です。ところが後で後悔する事は少なくありません。食器棚の奥行を決める時のコツを考えてみます。
食器棚の奥行を決める時のポイントは?
食器棚の奥行を選ぶ時に気を付けたいのは、次の3点です。
- 通路の幅を考える
- 家電のサイズを考える
- 入れる物を考える
通路の幅を考える!
ダイニングに置く場合には、気にしなくてもいいのですが、キッチンに置く場合には、通路がどれくらい必要なのかによって、食器棚の奥行は変わってきます。
狭すぎる
- 奥行の深い食器棚を置く事によって、作業がしづらい
- すれ違うのが困難
- 引出しやスライドテーブルを引き出しにくい
などの不具合が出る事があります。
食器棚の奥行は、一般的には40~55㎝位までですが、5㎝、10㎝の違いが、キッチンでは作業に大きく影響してきます。
人がすれ違うのに必要な、最低限の幅は78㎝といわれています。頻繁にすれ違う場所ではないですが、この数字を基準に、実際に家具屋さんで、食器棚を動かしてもらって、自宅の通路の幅がどのくらいになるのかを体験してみましょう。
広すぎる
これは少し贅沢な不満かもしれませんが、逆に広すぎる場合、すぐに食器を取り出したい時などに、振り向くだけでなく、一歩動かないといけない、というような事があります。
細かいですが、毎日の事なので、後でもう少し奥行の深いものにしておけば、という事もあります。
家電のサイズを考える!
これも後から後悔することが多い点です。特に電子レンジに対してなのですが、家電の場合、設置するための条件があります。例えば後ろを何㎝か空けて下さい、などです。
食器棚を購入するときに、電子レンジの外寸などは測ってくる人は多いのですが、何㎝のすき間が必要か、などを考えていない場合が多いのです。そのような、家電のサイズや設置条件に気を付ける必要があります。
入れる物を考える!
通路の幅を考える事は重要ですが、それだけを重視してできるだけ薄い食器棚を探している人がいます。薄いものだと、40㎝位の食器棚もあるのですが、それだと家電が置けないどころか、食器も大きいものが入らない、という事が起こってきます。
仮に奥行の外寸が40㎝だとすると、内寸(食器を置けるスペース)は開き扉でも35㎝前後、引き戸なら30㎝をきってくる物もあると思います。引き出しは、中身のサイズがさらに小さくなります。
そのため収納量が減ってしまうのはもちろんの事、大きめの食器など、食器棚に入れる事が出来ない物もあるので注意しましょう。
パモウナの食器棚の奥行は?
パモウナでは、45・50㎝の2つの奥行があります。ただし、全てのシリーズに50㎝の奥行はあるのですが、45㎝のものは限られます。これも電子レンジ(スチームオーブン)のサイズが大きく、50㎝は無いと置けない場合が多いからでしょう。
他のメーカーの商品をみても、一番多いのはやはり50㎝となっています。